「Lowp」市ヶ谷でオフィスとキッチンと工房をシェアする

東京都新宿区市ヶ谷に、ものづくり工房とキッチンとオフィスをシェアするスペース「Lowp」が誕生した。
運営をするLowp代表の中西社長にお話を伺った。
 
中西宗義(Lowp inc.代表)
広告代理店McCann Ericksonから独立し、Lowp inc.を立ち上げる。
MicrosoftやGAP、ロボット掃除機ルンバ等のコミュニケーション立案、遂行プロジェクトに携わり、またTwitterのオフィス移転のイベントを手がけるなど、開発からオンラインマーケティング、そしてイベントまで業種業態、手法問わずカバー範囲は幅広い。最近では、ウェブサービスのAirbnbの日本参入にあたり初期段階よりサポートする。
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ー中西さんの仕事について教えて下さい。
 
広告事業と飲食事業、自動車のカスタム事業を展開しています。
起業前はマッキャンエリクソンという広告代理店にいて、クライアントはマイクロソフトやDELLなどで、IT企業を中心に仕事をしていました。 車のカスタムの仕事をしていた弟と会社を立ち上げて、今年で11年目になります。 広告業はマーケティングサポートが中心で、マイクロソフトやGAPなどがクライアントです。
 
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その他、AirbnbやHulu、テスラなど、海外スタートアップの日本の立ち上げやビジネスデベロップメント、大手との提携などをしています。
イベントでは、フランスのシャンゼリゼ通りで使われたイルミネーションを六本木のミッドタウンに持ってきたり、DoleのPRではバナナの自動販売機を企画したりしました。
 
ー「Lowp」を作ったきっかけを教えてください。
 
もともと人が集まるスペースを作りたかったんです。
広告の仕事や、市ヶ谷経済新聞をやっているのもあって、PRの講師として呼んでもらったりすることが多くて。お店を借り切ってそういったイベントをするんですが、自分たちでスペースを持って定期的にやりたいね、と以前から仲間達と話していました。
 
飲食事業もしているので、その拠点となるキッチンと、広告の仕事の仲間や、これから仲間になる人たちが集まるようなオフィスをつくろうと、スペースを探しました。
 
ーキッチンもかなりこだわったデザインのキッチンになっています。
 
イベント企画の関係から、サカスやダイバーシティーのイベントスペースに飲食店舗を出店したりしています。言わば「お祭り屋」ですね。
 
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飲食業の拠点としてのキッチンであり、イベントスペースとしてのキッチンとして、設計ありきではなく、こんな空間をつくりたいというイメージを仲間のデザイナーと一緒につくっていきました。
 
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そのイメージで先ずは素材を集めていたら、面白い水道管を見つけて。じゃあ、その水道管でライトをつくってみようと。それを起点にキッチンのデザインはこんな感じにしようと決めていきました。
エントランスの照明など多くはDIYで仕上げています。
 
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これはモチーフとしてもとても気に入っていますね。
 
ーB1は「ものづくり工房」というスペースになっていますね。
 
もともと当社は自動車のカスタムで創業した会社です。
子供の頃、父親は映画業界で働いていて、カースタントマンもしていました。めったに帰って来ない上に、帰ってくるとガレージで車をいじっていて。そこにはいろいろな車がありました。
 
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そんな環境から僕も弟も車好きで、今も地元の府中にファクトリーを持っていて、仲間と、高校時代からの付き合いで今は当社の役員だったりしますが、車やバイクをいじったりするのが好きなんです。それで市ヶ谷にもガレージを作ろうよ、という話になって。
 
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そしたら社員達から3Dプリンターとかレーザーカッターとか欲しいっていう意見が出てきて、今っぽいから入れてみました(笑)
はじめは自分達の趣味から始まったスペースだったのですが、皆が自由にモノづくりできる環境を整えることを目標に、常にユーザーの声を聞きながら進化していくつもりです。イベントやワークショップに使ってもらえる仲間が増えたらと思っています。
 
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この場所で、近い将来、動力の有無問わず、新しい乗り物が創れたら楽しいですね。ぜひ実現させたいプロジェクトの一つです。
 
ー今後の展開について教えて下さい。
 
クリエイターが集まって、表現できる場所にしていきたいと考えています。
僕たちはディレクション部隊で、外部のデザイナーさん達と仕事をしているので、オフィススペースはそういう人たちに使ってもらって、スペースも情報も共有できたらいいなと思っています。
 
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フリーランスで優秀な人っていっぱいいるので、そういう人達とワクワクしながらビジネスができる空間にしたいですね。
キッチンは、イベントスペースとして貸し出すことも考えています。料理研究家の方を呼んでみたりするのも面白いだろうなと思っています。
 
また、今すぐではないですが、第2、第3のLowpもやってみたいと思っています。
こういうスモーキーなトーンで、自分たちの好きなデザインで作っていきたいですね。都心に加えて、地元の府中にもつくって、地元に貢献していく形でもありかなと思っています。
 
海外の仕事も多いので、そのつながりを増やしていきたいですね。 世界には面白いことをしていたり面白いモノを作っているけど、スタジオとかアトリエを持っていないチームも多いと思います。 そういう人達に向けて、繋がっていくという「機会」と「箱」をシェアできるのが重要だと思っています。
 
(聞き手:長谷川正憲、撮影:川井田浩平 宮田みさき)
 
SOHO東京では「Lowp」の募集区画を紹介しています。
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Miku Hoshikawa

Miku Hoshikawa

趣味はサーフィンとゴルフ。ダイビング、ネイルアート、着物の着付けは資格保有。前職はファッション誌の編集。幼少期は上海在住。