”新たな世界観を作るデザイン会社” へ 株式会社CUBEL

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2016年、新たな拠点でスタートを切った株式会社CUBEL。
ブランディングから広告制作まで一貫したサービスを提供するデザイン会社です。
代表がこだわりを持って手作りした空間にも注目です。
 
 
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株式会社CUBEL (クベル)
東京都渋谷区初台2-3-3アルテ代々木公園1F
 
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オーガニック化粧品キャンペーンビジュアル
 
グラフィックを軸にしたトータルデザインで、統一された世界観を作る
 
ーCUBELさんの事業の内容をお聞かせください。
 
グラフィックデザインを軸として、ブランディング、広告制作、Webディレクション業務をやっています。案件にもよりますが、広告の企画から制作のディレクション、撮影やグラフィックデザインまで担当します。
対象は女性向けのエステ、化粧品などいわゆるビューティー系とホテルなどが多いです。
他にはアートイベントのポスター撮影、アパレルや飲食店のWebディレクションをしています。
 
ー中原さんのデザインの強みはなんですか?
 
仕事の幅が広いので、一貫した世界観を作れることですね。例えばクライアントが新しい化粧品を作りましたって時に、商品コンセプト、ネーミング、パッケージデザイン、撮影、ビジュアルメイク、Webまで含めた提案ができます。
あと化粧品は見せ方が特殊なので、経験が強みかもしれないです。
ただ、最近は女性向けの仕事が多くなって本当にありがたいことなんですけど、デザイナーとして偏らないように他の仕事も幅広くやりたいと思っています。
個人的にはちょっと楽しい仕掛けを入れるのが強みというか、好きです。
 
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日本初上陸化粧品のトータルブランディングを担当
 
ー独立のきっかけについて教えてください
 
おおもとになったのは父親のライフスタイルですね。父は自営業で、神戸で靴の製造をやってました。そのライフスタイルを見て子供ながらに良いな、と思ってました。その影響もあってか小さい頃から美術は好きで、自然とそれを仕事にしていきました。神戸の専門学校を出たあと、デザインと印刷を一緒にやっている会社で2年間働いてから上京しました。
当てはなかったけど、どうにでもなるだろうと根拠もなく出てきました。若かったので(笑)
当初から、20代前半に上京して30で独立しようと思っていたので、東京のデザイン会社に入って経験を積みました。仕事は楽しかったし、インハウスでの実績は多いに越したことないんですけど、キリがない部分もあるので、年齢で切って30で独立しました。しばらく個人事業主として活動していたんですが、もっと大きな仕事にも携わるため法人化しました。
 
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代表 中原 匡史さん
 
オフィス空間が切り替えのスイッチになる。
 
ー2016年に会社立ち上げという事で、オフィスを構えてみていかがですか?
 
いいですね。仕事場のリズムがあって全然気持ちが変わります。
起きる時間と出社時間を決めて、朝から仕事して。そういうのは大切ですね。
デザインは時間をかければ良いというものではないので、「終電まででいいか」なんて思うと仕事に対してダラダラしちゃう。
まあ帰る時間は極力20時って思ってるんですけど、実際はなかなか(笑)
 
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フローリング材を転用した棚やテーブルの天板は、中原さんの手作り
 
ーひらめきが大事な職業というイメージがありますが、オンオフの切り替えはどうなさっていますか?
 
はい。僕はデザインは半分ひらめきだと思います。手を動かしてラフ作るのは時間かかんないんですよ。
ただ、そこに至るまでが長い(笑)
仕事場では集中して、それ以外ではあんまり考えないように頭を切り替えています。それでも街で「あ。これいいな」と思うこともあって、きっとインプットは常にしています。デザイナーは皆さんそうですよね。ずっと案を考えている訳ではないけど、知らないうちに見てる。
 
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オランダ製のヴィンテージで揃えたという椅子
 
デザインを通して、クライアントの思いをエンドユーザーまで届ける
 
ー仕事をする上で大事にしている事を教えてください
 
広告っていうと作品の美術的な要因が全てと思われますが、それだけじゃありません。
ターゲットがいて訴求のポイントがあって、エンドユーザーまでメッセージが届いているのか、それを見て何が残るかを考えて仕事する事を心がけています。クライアントワークの経験をしっかり積んだからこそ、そういう考え方の軸ができました。
デザイナーとクライアントが対等にならないと良いものは作れないから、お互い意識を合わせて協力する事もすごく大事です。
 
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コンクリートと木目の表情でまとめられ、落ち着いて作業に集中するための空間になっています
 
ー中原さんがこの仕事で、最もやりがいや醍醐味を感じる瞬間は?
 
クライアントさんと良い関係を作って仕事が出来た時ですね。一言でクライアントワークといっても、会社によってデザインが出来上がるまでのプロセスが全く違いますから。担当者さんが主導するところもあれば、社内の意見を吸い上げてやるところもあります。そんな中で関係を作って僕が仕事をして、担当者さんはもちろん販売の現場の方々が広告ビジュアルを見て盛り上がったり、お客さんがビジュアルを見て来店しましたとか、売れましたとか。現場の声を聞くとやりがいを感じます。
 
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オフィスの中には中原さんの仕事にも共通する、静かで落ち着いた空気が流れていました
 
目指すのは「考えるデザイン会社」
ー今後の展開についてお聞きします。CUBELをどういう会社にしていきますか?
 
会社として得意なことを精査して、方向性を出していきたいですね。うちの場合はディレクションとブランディングですね。
ただ、広い知識があれば信用されるのは事実だから、必要な部分はがっちり理解してる会社であり続けます。外から見た時に、ただの製作会社を超えて「考えるデザイン会社」だと思われたいですね。
 
個人からCUBELという会社へと規模が大きくなって、それが一つの資本になるので、その先でまたいろいろ出来るかなと思ってます。カフェやったりプロダクト作ったり自由にやってるデザイン事務所さんもいますけど、そういうのもここから見つけて行きたいなと。
振り返ると、やっぱり30から始めないと間に合わなかったですね。やりたいこといっぱいありすぎて(笑)
 
Editor's note
2016年から法人化し、新たなスタートを切った株式会社CUBEL。
静かな闘志を秘めた中原さんの今後の動向から目が離せない。
そんな株式会社CUBELではデザイナー・コピーライターを新たに募集します。
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真彦飯田

真彦飯田

愛知県出身。名古屋市立大学建築学部卒。オフィスデザインのセールスを経て、トランスリアルに参画。趣味は、鎌倉巡りとダンス。