シリコンバレー発、モバイルゲームビジネスの成功を支える。 Chartboost株式会社

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全世界で加入ゲーム30万本、月間アクティブユーザー10億人、累計400億を超える月間セッションを記録する世界最大のゲームアプリに特化したアドネットワーク「Chartboost」。
 
同社が提供するのは、デベロッパーによるデベロッパーのための、オープンなマーケットプレイスだ。世界のトップアプリ企業の90%以上が利用している。
 
今回は成長企業の裏側に迫るインタビュー企画として、日本法人立ち上げメンバーの朱赫(シュカク)氏に、サービスの特徴からオフィス環境のこだわり、今後の展望まで語っていただいた。
 
 
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Chartboost株式会社
 
 
 
ゲーム開発者の立場から誕生、初の100%透明なアドネットワー
同社のCEOを務めるのは、Maria Alegre(マリア・アレグレ)氏。米フォーブス誌の「30 under 30(30歳未満の有望な若者30人)」にて、マーケティングおよびゲーミング分野で最も功績をあげたイノベーターに選出され、世界から注目を集める人物だ。
ゲーム開発会社タピュロスでキャリアをスタートした彼女は、ディズニーによるタピュロス買収を受け、ディズニーモバイルの子会社となったモバイルゲームスタジオTapulousでゲームローンチやマーケティングの現場を学ぶ。
モバイルアプリをビジネスを成功させるには、データの完全な把握と管理だと確信、モバイル広告の「ブラックボックス」の排除を目指し、後のChartboostの設立に繋がった。
 
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多彩な広告サービスと種類
 
業界唯一、媒体と広告主の直接取引が可能に
 
同社はインタスティシャルや動画など、モバイルゲームアプリ向けの主要広告サービスを提供しているほか、ゲームアプリのルック&フィールに合わせた美しくシームレスな体験を提供できるInPlay(インプレー)も提供している。
 
通常の「ネットワーク広告」以外にも、自社アプリ間では完全無料の「クロスプロモーション」はもちろん、業界唯一の媒体と広告主が直接取引きできる「ダイレクトディール」を展開し、モバイル広告配信に変革をもたらす。
  
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詳細なアナリティクス分析
 
同社が提供するアナリティクス分析ツールでは、すべてのデータを徹底的に可視化した。
広告主はより高いクオリティーのユーザーの獲得、媒体はより多くの収益をもたらす広告が把握でき、相性が良い両者が価格交渉などを含め各取引きを直接且つ自由にできるプラットフォームである。
 
東京オフィスの立ち上げ
アジア展開の布石として日本に進出した当初、同社は恵比寿のレンタルオフィスと契約した。家具が全て揃っており、海外企業向けのサービスが充実しているのが魅力だった。
しかしその反面コストが割高であり、予約制の会議室など、共有設備には不満を感じた。また内装の自由度が少なく、オフィスのレイアウトを変更できない点も移転を決意するきっかけになった。
 
自然光が差し込み、解放感のあるオフィス
ワンフロアを借り切ったオフィス
大きなビルの一角よりも、小さなビルのワンフロアを自由に使いたい
 
-この物件を選んだ経緯を教えてください
 
同じ費用がかかるのであれば、広くて自由な環境が良いと思ったんです。移転を決めた当初は大きくて立派なビルを検討しましたが、探しているうちに自分達にとって大切なポイントも分かってきました。大きなビルに入って周りのテナントに気を使うより、小さくてもワンフロアを借り切れる方が静かで合うと思ったんです。
 
-物件選びでこだわったポイントは?
 
大通り沿いにあること。少しでも奥になると、お客様が見つけづらくなってしまいます。もう一つは、お手洗いには気を使いました。ワンフロアのオフィスを探すと、ほとんどの物件は室内にお手洗いがあって、しかも男女共用だったりするんですよ。お手洗いが室内にあると、周りのスペースが使いにくくて結局狭くなるし、スタッフを増やしていく上で男女共用のトイレも避けたいですよね。
この条件が揃ってる物件は本当に少なくて、ここは理想的な物件を見つけることが出来たと思います。
 
バージョン 3 – バージョン 5
日本サポートヘッド 朱赫(シュカク)氏
 
-実際に引っ越されてみていかがですか?
 
気持ち的には以前と全く違います。レイアウトが自由にできるので、自分達が欲しいものを追加したり、好きなように設計したりとコミュニケーションをとることも増えましたし、楽しい時間を過ごしています。もちろん、意見が合わないこともありますけど(笑)。
 
多くの“遊び”が施されている本社。日本企業との違いとは
日本では立ち上げて間もない同社だが、サンフランシスコの本社には独特な企業文化があるという。
 
dblitz-chartboost-1295サンフランシスコの本社の様子
 
-本社のオフィスでは、どんな雰囲気で働いているんですか。
 
日本とはかなり違いますね。スタートアップ企業なので、毎日新しいプロダクトが誕生したり、新しいアイデアが飛び交ったりしています。現地のスタッフはとにかく生き生きとしていました。
私のキャリアは日本企業が長かったので、一層違いを感じるのかもしれません。
どちらかと言えば、日本企業はみんな安定して静かな仕事場を好むじゃないですか。
しかしアメリカの場合は、アイデアがあったら積極的に声をかけて話を進めていく。ミーティングの時間を決めないことで、かえって早く行動することができるんです。
 
-とてもユニークなオフィスですね
 
環境面でも本当に“遊び”が多いです。いっぱいスペースが用意されているんですよ。
例えば日本を意識した畳の部屋があり、そこで寝転がってる人がいる。
最初は「一体どこで仕事をしているんだ!?」と思いましたよ。
 
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日本のアドネットワークを活気づけ、さらなる成長を。
 
-東京オフィスのデザインも本社主導なのですか?
 
 基本的には現場に任せてくれています。ただ、テレビ会議システムなど本社オフィスと共通する設備については本社から送ってもらってます。
ロゴマークに関しても、本社のデザイナーに日本語付きのロゴを作成してもらったんですが、彼らは日本語が読めないので苦労しました(笑)。
 
-日本市場ならではの特徴などはありますか?
 
日本のアプリ内広告利用率は欧米各国に比べるとまだ低いし、広告主の出稿方法も広告代理店を活用する傾向が強いと感じます。欧米各国では、アプリ開発者や広告主が積極的に日々進化するアドネットワークを利用しています。
 
-最後に、日本での今後の展望をお聞かせください。
 
現状では世界各国のアドネットワーク関連のプロダクトが日本に進出しています。その中でも、当社の強みである高いデータ透明性と取引自由度でアプリ開発者と広告主を繋げてあげる事で、日本のアドネットワークに新たな活気をもたらし、ここから更なる成長を見込めると考えています。
5月に米田が日本カントリーマネージャに就任し、これからもメンバーを増やし、弊社アジア展開でもっとも重要な位置になる日本市場を開拓していきたいと思います。
 
[ Chartboost video ]
 
Editor's Note
Chartboostは事業の拡大に伴って、今期も数名のメンバーを迎え入れる予定。日本の広告プラットフォーム市場に参入して間もない同社だが、確実にアジア展開を見据えた組織の強化を進めている。今後の展開にも要注目だ。
 
 
Chartboost株式会社
〒105-0014 東京都港区芝3-15-14 7F
「ゲームデベロッパーによる、ゲームデベロッパーのための広告プラットフォーム」を展開。解析サービス、 クロスプロモーション、ディレクトディール(相性のいいゲームとパートナーシップを組んで広告を出す)、 CPI/CPC/CPVCモデルで良質ユーザーの獲得、また広告掲載によるマネタイズの提案をしている。
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Kohei Kawaida

Kohei Kawaida

SOHOオフィスのファインディング、コンテンツ制作、リーシングの他、オフィスデザイナーとのパートナーリレーションを担当。 博多生まれ。成城大学法学部を卒業後、映画ビジネスを経てトランスリアルに参画。